上記の症状の原因は、未だに明らかにはされていませんが、

この年齢層の方に多く筋肉の萎縮が痛みの引き金になると言われております。

特徴や進行の過程は人により様々ですが

通常は。。。１痛み（疼痛期）に始まり２運転制限（拘縮期）の過程で推移します。

まず起こるのが痛みで（疼痛期）主な経過として

①何の外傷もなく肩が痛み出します。

②ケガによる肩や肘の長期固定後に肩が痛み出します。

それらの痛みにより呈する症状は

→顔や頭が洗えない

→後ろでエプロンの紐が結わけない

→寝かえりが出来ない

→反対の肩が触れない等の症状で悩まされ

続いて起こるのが（拘縮期）

①肩の動きが制限され始めます。

運動制限により呈する症状は

→顔や頭に手が届かない

→後ろに手が回らない

拘縮期に入ると、痛みは減少しますが肩が動かない為にあらゆる方向に手が届かない等、

それも日常生活を脅かす経過となります。

拘縮と痛みが同時に進行する事もありますが、通常はこの二つの時期に分かれて症状を呈します。

これらの痛みの改善には、患者様がどの段階でご来院されるかにもよりますが

まずは現在出ている痛みを緩和する必要があります。

当たり前の様ですが、考え方には色々あり、施術者の先生によっては痛みがあるにもかかわらず

動かす選択をしたり、痛みの部位に直接電気療法を施したりする施術をされる場合があります。

しかし、これでは症状の出現の仕方次第で悪化の途をたどる場合があるので、

どの段階でご来院されても的確な施術方法を選択をする必要があり対応も異なります。

一昔前は、これらの症状は、どの様な場合でも動かして治す事が推奨されていましたが

現在では、他の原因（腱板損傷等の疑い）も含めある程度の痛みの改善が求められるようになりました。

抽象的になりますが施術における適応の順序は・・・

①安静も含めた痛みの改善。

②関節可動域の改善と共に行うインナーマッスルのトレーニング

①では、痛みの出方、或いは痛みが出てからどの位の時間が経過しているか？次第で施術法も異なります。

この段階で的確な施術法の選択しておかないと改善時期を大幅に遅らせてしまう事にもないかねません。

痛みを伴う施術（電気治療や可動域改善など）は、この時点ではお勧め出来ません。

当院では、現在の症状に合う施術をご提案させて頂きます。

痛みだけ改善されればそれで良い・・と言う患者様はここで終了となります。

しかしながら、日常動作にて再発を恐れながら生活するのに不安のある方は・・

②での改善とトレーニングが欠かせません。

関節拘縮とは、本来動くはずの可動が、痛みや硬さで動きの制限を起こしている状態で

多くは、頭が洗い辛い、後ろに手が伸ばしたり曲げたり出来ない症状を呈します。

ここで必要なのが、動かすだけでなくインナーマッスルを鍛えながら可動させる

改善法です。

大体のリハビリは、関節可動の動かすだけの動作を手助けして終わる事が多く

それだけでは、改善に時間を要す事になってしまいます。

インナーマッスルを強化する事は、肩関節の不安定性を改善する事や

再発の防止に繋がります。

（インナーマッスルの強化法は当院オリジナルの運動療法を行います）

是非、私と共に力強い肩関節を取り戻してみませんか？

最後までご尽力させて頂きます。